菌根菌の接種
トップ ページ 
組織の紹介 
松枯れ対策 
ナラ枯れ対策 
予定&日記 
活動の記録 
ニュースリリース 
資 料 室 
掲 示 板 
お問い合せ 
会員の部屋 

 

 

 

 

松樹を健康にすることにより守る
 

  菌 根 菌 接 種 法


 農薬等は使わず本来松樹が共生菌として利用している菌根菌を根に接種して、松樹を健康にすることにより守っていこうとする環境にやさしい方法です(但し、この方法は樹勢は改善しますが、マツ材線虫病への治療効果はありません)。
使用する菌根菌は場所により異なりますが、ヌメリイグチ[学名:S.luteus(L.:Fr.)S.F.Gray]チチアワタケ[学名:Suillus granulatus(L.:Fr.)O.Kuntzeショウロ、学名Rhizopogonrubescens(Tul.)Tul.]等です。特殊な松粒炭に上記の菌根菌を接種し、発根処置を施した根に接種するものです。
施工にあたっては、アカマツ、クロマツ、ゴヨウマツ等種類、植栽されている場所によって使える菌根菌が違いますので専門的な知識が必要です。
施工方法はの重要なポイントは、菌根菌は新しい根にしかつきませんので根系処置(根の剪定による発根処置)、特定環境(専用炭等で剪定根を覆う)をつくる等効果的な土壌改良処置が必要です。
正しい施工方法を広めるために施工にあたっては専門的な教育を受けた全国の「菌根ネットワーク会員」が指導を行っています。
特に、使用される胞子液は、保存が難しく、胞子数など仕様が確定している資材を使用しないと確実な効果が得られません。
正しい施工を行うと樹勢回復に効果的であり、菌根菌接種法は「自然の理にかなった方法」として今後色々な樹種に応用されていきます。

 
【間違った施工事例】

1.炭の種類を間違ってアルカリ障害がでたり枯損させた。
2.松の種類によって菌根菌の種類を使い分けないために充分な効果が得られない。
3.樹勢の見極めができず大がかりな施工をしたために樹に負担をかけ枯損させた。
4.施工時期を間違って樹に負担をかけ樹勢を衰退させた。
5.胞子液の採取方法、保存方法、保存期間を間違って腐敗させた。
6.接種(散布)する胞子液量が少なく充分な効果が得られなかった。
7.富栄養の資材を使用したために他の菌が繁殖、菌根菌がつかなかった。
 

菌根菌接種工法とは、樹木の根の細根に菌根や根粒をつくり、共生する土壌微生物を活用した樹勢回復工法です。

土壌微生物は植物に共生し土壌中に菌糸のネットワークを張り巡らし、養分や水分を植物の根に与える自然の山での状態を再現します。

樹種により異なる土壌微生物を適時、的確に根に接種することにより樹木の生育が促進されます。

 施工にあたっては、専門知識のある「菌根ネットワーク会員」の樹木医、松保護士にご相談下さい。
施工(施工先、菌根菌胞子液、専用炭、施工方法、施工事例)にあたっての詳しい情報は「むねざね樹木医事務所」が「菌根ネットワーク」の全国事務局をしておりますのでお問い合せ下さい。
資料を送付させていただきます。

▼ 松枯れのサイクルとプロセス ▼
 松枯れの主役であるマツノザイセンチュウは、自分で木から木へ移動する能力をもっていません。運び屋の役をするのは、枯れた松の材内で育ったマツノマダラカミキリです。材内で成虫になった後、体内に多数の線虫をかかえて外界へ脱出し、健康な松の若枝をかじりますが、この時に線虫がカミキリから抜け出して松の枝に入り込むのです。線虫に侵された松は衰弱し、樹脂の出が止まってしまいます。
 
 
マツノマダラカミキリは元来衰弱した松にしか産卵しませんが、体内の卵が成熟するころに松が衰弱して樹脂の出が止まってくるので、うまい具合に産卵でき、孵化した幼虫も育つことが出来きます(ただしこのタイミングがうまく合わない場合は、線虫はいてもカミキリがいない枯れ木が出現する)。つまりこのカミキリは、線虫を運ぶ代償として自分が産卵できる木を用意してもらい、一方マツノザイセンチュウは、カミキリに産卵木を用意する代償として自分を運んでもらうわけです。

 このような巧妙な共生的関係により、松枯れが起こり広がってゆくのです。

[カミキリの防除][線虫の防除][松護郎の設置][菌根菌の接種][抵抗性松]

 

Copyright(c) Matugare-Network Hyogo. All rights reserved.